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納品ありました。
「ありがとうございまあああああああああああああああああ」
エルドレットは発狂した。
それを見て、大の字に寝転がって、何を思ったか急にブリッジの体勢になって。
その喜びをどう表現していいのかわからなくて思わずその体勢のまま司令官室を走り回って。
傍から見たらこんな人が司令官だなんて予想がつかないだろう。
でも、だって仕方ない。
これでようやく、燦斗やエーミールやエミーリアやメルヒオールと並べる。
こんなに嬉しいことがあるだろうか!!
「そんなに喜ぶほどですか」
なお燦斗がドン引きするレベルでエルドレットは喜んでいる。
ブリッジの体勢のままに司令官室を走り回るその姿、さながらゴキ●リ。
自分のときはここまで喜んだことないんだけどなぁ、と一瞥していた。
「これで俺にも水着とか浴衣イラストがつくんだろ!!??」
「あっ、お目当てはそれ。そういえばなんか前に言ってましたね」
「ずっとずっと羨ましかったんだからなーー!!」
「はいはい、準備ができたら用意しますからね。まあ出来るとは言ってませんが」
大きくため息をついて、燦斗は頭を悩ませる。
…………今年の水着代表者、ホントどうしようかなあ……と。
これは、猟兵達の秘密の物語。
記録と記憶に残るだけの、小さな物語。
シークレット・テイル
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