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mode of life
「なんでも奢ってやるから知っていることを全部はけぇ!!」
「えええーーー!?」
「のじゃーーー!?」
「そりゃそういう反応になるよなぁ……」
セクレト機関の食堂にて、マルクスはナギサと共に食事を取っていた。
そんな折に訪れた秋月・那原と日野・尚人は食事を奢るから情報よこせと言ってきた。
まあ、マルクスは話すことがあると先に伝えていたため、食事なしでも語るつもりだったが。
ナギサが目をキラキラと輝かせるものだから、追加の食事を食べつつ情報を渡すことに。
「何を語ります? 僕がミメーシスだってこと? 200年前に来たって事?」
「待て待て待て待て」
「情報量が多い。ってかマルクスがミメーシス!?」
急に語られたマルクスの真実。
彼がもともとは侵略者《インベーダー》・ミメーシスであること。
200年前にやってきたという事実。
フェルディナンドの妻の身体を保存して使っていること。
何かあったときのためにナギサという介入不可のミメーシスを作ったこと。
様々な情報が那原と尚人に投げ込まれ、いくつかを線として繋ぐ。
けれど、ここまで語ってもやはり『200年前の離脱の理由』はわからないまま。
「誰か知らないのか? 200年前のこと」
「司令官システムなら誰か知ってる人いそうだけど……」
「そう、ですねぇ……」
司令官システムのメンバーなら、誰か知っているかも。
そう声を上げた那原と尚人に対し考え込むマルクス。
やがて、ある1人ならばその答えを知っているかもしれないと声を上げた。

これは、猟兵達の秘密の物語。
記録と記憶に残るだけの、小さな物語。
シークレット・テイル
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