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someone somewhere
ああ、本当に。
■■■■■は扱いやすい。
【 】が指示を出せば出すほど、彼は何も考えずに行動してくれる。
その行動を起こせば何が起こるか、■■■■■は気づくことがない。
ああ、本当に滑稽だ!
【 】が手を下さずとも、このエルグランデという世界は
侵略者《インベーダー》達によって侵略されてしまうかもしれないな!
けれど、そういうわけにはいかない。
【 】が統治するための、良い世界が見つかったのだから。
《 》年前、この世界を見つけて本当に良かった!
ようやく長年の夢が叶うことだろう。
それもこれも、■■■■■が《 》年前
間抜けにも空を見上げていたからなし得たこと。
◆◆◆きた【 】を受け止めてくれたからこそ、こうして【 】はここにいる。
【 】という存在はまだ、誰にも気づかれていない。
■■■■■■にも。
■■■■■にも。
そして、■■■■にも。
彼らは【 】を侵略者《インベーダー》だと言うだろう。
彼らは■■■■■を侵略者《インベーダー》だと罵るだろう。
だが、それこそが【 】の目的。
■■■■■の心の拠り所を【 】のみとすることで。
――全てを奪う『契約呪文』を手に入れることができるのだから。
これは、猟兵達の秘密の物語。
記録と記憶に残るだけの、小さな物語。
シークレット・テイル
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