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石畳の通り
ロルフ
シェルム
立ち絵2.png

someone is watching

「……??」

「おっと、アルムちゃんどうした?」

ヴィル・アルミュールの街を歩いて、情報を仕入れているアルム

同行者のロルフシェルムが前に歩く中で、ふと足を止めて振り返る。

彼女曰く『誰かが見ている』。

その視線が誰からのものなのかは、3人にはわからない。

「でも、あの……驚かないで、聞いてほしいんですけど……」

「うん、大丈夫大丈夫。怖がりなんておらへんから」

「そ、そそ、そやで。おらんおらん」

「……シェルム、怖いなら耳塞いどき?」

「だ、だだ、大丈夫。だいじょぶ」

誰かが見ている。

そんな現象にちょっと恐怖を覚えたシェルムは、表情を引きつらせる。

けれど今そんなことでビビっているわけにもいかないため、頑張って聞いてみることに。

「……あの。エミさん、っているじゃないですか」

「ああ、エーミールな。それが?」

「……さっき、2人とも『休暇中』って言ってたじゃないですか」

「うん。司令官システムから強制的に止められてるな」

「……でも、あの……さっきから」

​――後ろにいる気がするんです。

これは、猟兵達の秘密の物語。​

​記録と記憶に残るだけの、小さな物語。

​シークレット・テイル

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