猟兵コレクション 燦斗編品評会
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エルドレット
ヴォルフ
フェルゼン
「マジかよ俺と同じ衣装」
「……アイツってあっち(第六猟兵)だともう40近いよな?」
「確かな。こっちに戻ると3桁年齢に戻るそうだ」
「……羨ましいな、あの衣装」
「フェルゼン?? マジで言ってる??」
「マジも大マジだが? 司令官と同じ衣装だぞ、着れるの羨ましすぎるだろ」
「ゼン、お前が着たら間違いなく貧相なのがわかるからやめとけ?」
「むぅ……」
「……しかしなんでまた、アイツだけなんだろうな」
「そりゃあお前、お財布の事情だろ。ミルとリアちゃんも頼みたかったらしいけど」
「生々しい事情ですね。まあ、それもそうかって感じですが」
「いいよなぁ……羨ましいわ、アイツらが」
「ヴォルフってそういえばあっちにいるけど、オブリビオン(※第六猟兵での敵)だっけ?」
「そう。サライのやつの宿敵で登録されて、もう倒された」
「おぉう。それはまたご愁傷さま」
「でもその衣装をサライが去年着た」
「羨ましいなあ……」
猟兵コレクション 燦斗編品評会そのに
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エーミール
エミーリア
メルヒオール
「やっと兄さんが! 私達と同じ衣装ですよ!!」
「エーリッヒお兄様もやっぱり似合ってるですの~!」
「…………」
「あれ、メルさん? なんか不服そうですけど大丈夫です?」
「不服っていうか、兄貴絶対着ないやろって思ってたんやで。予想外すぎて声が出ん」
「えー。エーリッヒお兄様だからこそ、着てくださらないと困るですのー」
「そうですよ。アーベントロートってついておきながらアレ着てないの兄さんだけですからね?」
「兄貴にちょっと同情してまうな……」
「でもあの服、着るの大変そうですの」
「わかる。兄さんイライラしそう」
「そのうち三つ編み巻き込んでまうんちゃう? あのベルト」
「あー……兄さんならやりそう」
「エーリッヒお兄様、三つ編み結びっぱなしですもの。巻き込むの間違いなしですの」
「そんで取って欲しいってエミさんにキレるまでがセット」
「えー……」
「あ、でもそうか。これで私と兄さん、リアとメルさんで全員着たんですね」
「はいですの。そのうちシナリオに並ぶ……はず?」
「……兄貴とエミさんはまああるけど、俺と姐さんってあるんやろか……」
「そこは……どうなんでしょうね……。流れ次第といいますか……」
「エーリッヒお兄様とエーミールお兄様の状況次第……?」
「……私の状況が悪くなりませんように!!!」